妊娠中 思い出

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妊娠のドキドキも過去のもの、
お腹の中にいた時は、一心同体だったはずの息子は、
母の手も要らんとはねつける反抗期爆進中。

遅くにできた子だったので、これで終わりかなと思っていたが、
シマッタ、もう1人頑張っときゃよかった、と、後悔の念。

更年期真っ最中の今となってはもう遅い。

母にとって唯一の息子は、食べてしまいたいくらい可愛いが、
子供にとっては鬱陶しいだけだったりする。

4人の子供の妊娠中、それぞれ大変だった。

一番上の子の時は、
切迫流産で2週間入院した。

悪阻と妊娠初期のイライラがひどく、
よく夫とケンカした。

その挙句の切迫流産。
2人目から、妊娠中、夫が優しくなったのは
その成果もしれない。

何もかも新しい経験で、不安だった。
だから2人目からは、慣れたものと言いたいところだが、現実はそうはいかない。

2人目は、いきなりの悪阻で始まった。
何をしても吐く。食べても飲んでも吐く。

病院に行ったらおめでたですと言われたが、吐き疲れて喜ぶどころではなかった。
それでも嬉しかったのだが…。

一番上の子に障碍が見つかり、
きょうだいをたくさん作ろうと話し合ったので。

3人目は、妊娠初期に高熱が出て、腎盂炎の診断。
即入院したが、抗生剤が使えず、ベッドでのたうちまわった。

3人目が2歳になる前、妊娠したが、
胎児の心音が聞こえず、流産した。

4人目ができた時、だから、すごく嬉しかった。
心配そうに、どうします?という医者に、
もちろん、産みますと答えた私は笑顔だったと思う。

若草物語でもいいねと言っていたのに、男の子。
喜んだのは、父だった。

父は4人きょうだいの末っ子長男。
同じ立場の息子に期待満々だった。

お姉ちゃんの送り迎え、仕事のこと、
いろいろ問題はあったが、お腹の中で元気に育っていった。

お姉ちゃん達はお腹をさすったり、肩を叩いてくれたり、
ツボ押しをして私の不調に付き合ってくれた。

さすがに4人目で、筋力も弱っていたのか、切迫早産の心配があり一時入院。
ところが、もう生まれてもいいからと退院したのに、生まれる気配もない。

結局、予定日の3日前までのんびりとお腹で過ごしてやってきた。

妊娠中は、早く妊娠期間が終わって生まれればいいのにと思ったが、
赤ちゃんがお腹にいる間は、実に幸せだったように思う。

妊娠中の充実感は、その時にしか味わえない。
初期の辛さを補って余りある充実感、幸福感。

もう味わえないからこそ味わいたく感じる。

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